▼ふわふわに触れよう
イライラしたり、何か不安なときには、ふわふわした感触のもの、たとえばウサギの毛皮製品などを手に持ち、しばらくやわらかく温かい感触を楽しむのも効果があります。ふわふわしたものなら、ぬいぐるみや抱き枕などなんでも結構です。
▽ふわふわの歴史
アイルランドでは、昔、子どものポケットに野ウサギの尻尾を切り取ったものを入れておく習慣がありました。子供がさびしくなったり、心細くなったりしたら、ポケットに手を入れ、野ウサギのふわふわした毛皮の感触を確かめるのです。
そうするだけで、子どもがほっとし、心が安定することを経験的に知っていたのでしょう。
▽ふわふわの実験
動物学者でもあり行動学者でもあるデズモンド・モリスによるチンパンジーの赤ん坊を使った実験でも、赤ん坊はふわふわ柔らかなものに触れて心を慰めることが明らかにされています。
モリスは、チンパンジーの赤ん坊を使った実験をしました。ケージにチンパンジーの赤ん坊を入れ、ここにミルクが出る金属的な機械と、ミルクは出ないけれどもふわふわの毛皮状のものの二つを仕込んでおいたのです。
すると、チンパンジーの赤ん坊は、大きな音などにびっくりすると、ふわふわしたものに抱きつくことがわかりました。さらに観察を続けていると、ミルクが出る機械にはよほどの空腹のとき以外はすがりつきません。ミルクを飲んで、空腹が満たされると、すぐに機械を離れ、ふわふわのほうに行ってしまうのです。
▽ふわふわで安心感を!
若い女性の部屋には、大きなぬいぐるみが置いてあったり、小さなぬいぐるみがたくさん置いてあったりしますが、ぬいぐるみに触れることで、無意識にさびしさや心細さなどをまぎらわしていることでしょう。
最近では、肌ざわりのいい抱き枕が流行っています。これも何かふわふわしたものを常に抱きしめて、安心したいといった心理のあらわれです。今後もふわふわは大活躍しそうです。みなさんも一度やってみてください。病みつきになりますよ。
